かつて天才と謳われた漫画家は最後にAKIRAという作品を残しペンを置いた…らしい。
その作品の圧倒的世界観は世代を超え時空を超え今も変わらず世界中で愛され続けている。

TETSUOの世界観は独特だ。
ポップじゃないポップさとロックじゃないロックさにキャッチーじゃないキャッチーさ…
でも決して曖昧ではないその感性系で完成形の音楽に聴く度インスピレーションをもらえる。

TETSUOの2人だけにしか出せない2人だけの音世界が世界中で愛されることを願う。

TETSUOの音楽を体感した時、”PSYCHO-PASS”のように管理化された世界観のディストピアで抗い続けるサイバーパンク・ウォリアーと、その傍で咲き続ける一輪の花というイメージが最初に降ってきて、そんな疾走感溢れる架空の近未来作品のOP・EDの映像が脳内にドバっと流れてくるような感覚でした。

AIが人間社会に馴染んでオールドメディアの洗脳も効かなくなってきた2025年は既に近未来社会へ突入しているからこそTETSUOの音楽は退廃的なノスタルジーを纏いながらも”今”の断面をサラっと映し出してきます。

自己肯定感爆上げのアイドルソングが”今”を象徴する音楽ならTETSUOもまた別の角度からリアルな”今”を訴えかけています。

ヘヴィなギター、デジタルなビート、浮遊感のあるメロディ
90年代後半の音楽にあった終末感のある空気が現代のサウンドプロダクションで鳴らされていて
尖ってはいるけど親しみやすい、幅広い層に響く音楽だと感じました。

“Huge congrats to ‘Tetsuo’ on the release of their new EP 【Inspiration】!

Every track is bursting with energy and emotion with raw grunginess and tight electro vibes. I’m absolutely honored to have been part of the production and mix. This one’s on repeat and I can’t wait to see what’s next for you guys!

リリースおめでとう🎉 and今後の活動も楽しみ、期待してます！

COALTAR OF THE DEEPERSやMelt-Bananaでドラムを叩いていて、今はソロのアーティストとして活躍しているWATCHMAN（THE SLEEPWALKというプロジェクトもめちゃめちゃかっこいい）。そんなWATCHANさんと僕がやっているバンド、si,ireneが一緒にライブをしていた日のこと。

聞けば、TESUOはWATCHMANと京都で共演していたそう。そういえばWATCHMANさんが言っていました、”すごく独特な世界観をまとった2人組のライブがとてもかっこよかった”って。

まさか直接お会いできるとは思っていませんでした。なぜ出会ったのか不思議ですが、何かが引き寄せたのでしょう。

si,ireneもちょうど出来上がったカセットの新作が先週手元に到着しました。

なので、お互いリリース記念Tシャツでも作ってぜひ今度、写真を撮りましょう。

“完成形”で世界は締めくくられて、そのあと(リピート再生だと)間髪入れずに始まるInspiration、めちゃめちゃかっこいいです。

EPのリリース、心よりおめでとうございます。